初の機材レビュー。
僕は最近シンセメインで曲を作っていますが、ルーツはロックミュージック、それもグランジやオルタナティブロックです。
なので、これからはギター関連のレビューが多くなるかと思います。
金欠でエフェクターや機材を売っぱらった後、1年間ほどギターが弾けない日々が続きました。
正確には小型アンプは家にあったのでヘッドホンをしながらそれで弾いていたのですが、宅録は出来ませんでした。
そこで、本当は4~5万のUniversal Audio UAFX Dream '65 Reverbが欲しかったのですが、大いに妥協して20000円でこちらを買いました。
アンプシミュレーターでは元々Strymon Iridiumを使っており、その独特のハイがシャリシャリする感じというか、独特の音が少し苦手だった僕。
それと比べると、定価はほぼ半値であるにも関わらずNUXはかなり健闘してると思います。
出音には確かにコモってるような感じと解像度の低さは感じられ、クリーンはこいつ1台ではあまり使い物にならないかもしれません。
なので、クリーンは他に空間系エフェクターやトランスペアレント系をかけて対策するつもり。
逆に歪みの方はだいぶ低音が出てゴンゴンする印象で、ズンズン刻んだりとギュんギュん歪ませたりするプレイがめちゃくちゃ楽しい。
僕が特に気に入ったのは歪みの方の2番目に入ってる音で、僕の使用感としてはまるでファズをかけた時のような、ブチブチ、飽和している滅茶苦茶に好みの音が出てくれた。
もちろん、飽和していると言っても本家のファズ達とはまた別の音ではあるのだが、それでもグランジやオルタナで使えそうないい感じの音になっていました。
僕の中ではある意味キャビシミュが着いた歪みエフェクター的な印象にすらなっていたり。
後はあまり弄っていないが、リバーブやドラムマシン機能、細かい設定の追い込みや音色の登録が出来ることもありがたい。
いずれにせよ、僕のような趣味で弾いているガチプレイヤーじゃない層には十分に遊べる機材であるし、僕よりもっと初心者にとってはそれこそアンプ大学の名に恥じない経験をさせてくれるでしょう。
それがこの値段で買えるのであればとてもいい買い物だと思いました。