機材紹介レビュー。今回は、1998年製レスポールスタジオ。
このギターは初めてエレキギターをやってみようと思って買った思い出のギターです。
なので、いちばん付き合いの長いやつがこいつですね。
確か買った当時は五万円くらい。
中古でボロボロだったのですが、Gibsonと言うところに惹かれて購入。
今考えると中々にお買い得だったのかも知れません。
元々買った時は普通の見た目だったのですが、改造して、中身を弄り、もはや別のギターと化してますね。
ちなみに思った人もいるかと思いますが、現行のレスポールスタジオと違い、塗りつぶし風のワインレッド塗装。
情報によると96年ごろのGEMシリーズの名残でこの頃は塗装が少し今とは違う様です。
もう一つの特徴はドットインレイであること。
コレは正直ブロックインレイの方が好きなのですが、ドットは割と珍しい仕様ではあるらしい。
改造遍歴としては元々の490R / 498Tとアッセンブリーを丸々入れ替え、DiMarzio MODERN METAL GIBSON LES PAUL REPLACEMENT SETに。
その後、音が気に入らなくなり、ヴィンテージ指向でDIMARZIO DP103 PAFとDIMARZIO DP223 PAFに入れ替え、この時もアッセンブリー交換でEMERSON CUSTOM LES PAUL PREWIRED KIT Short ShaftとEMERSON CUSTOM SWITCHCRAFT SHORT STRAIGHT PREWIRED 3-WAY TOGGLE SWITCHに変更してますね。
確か、初めて半田付けして四苦八苦した思い出があります。
ついでにノブだったりトラスロッドカバーを交換したりしてます。あと、シールをベタベタと貼られてます。
その後はレスポールスタンダードを購入したので一時お蔵入りになり、ピックアップも外して金策に使われ、音が鳴らせない状態で放置されていた頃が数ヶ月……
一年前くらいにムスタングを買う為にレスポールスタンダードを手放し、折角なのでスタジオを久々に弾こうと思い、ピックアップを購入して載せました。
なので現在はリアのみダンカンのJBが乗ってる不良レスポールとなっております。
音としては勿論レスポールスタンダードの方が良かったのですが、これはこれでまた違った楽しさを味わわせてくれるのがスタジオ。
ネックの握りが少し薄いのか弾きやすく、個体によってはFenderのギターの方がゴッとしたゴツいネック握りだった時もあります。
僕はシェイクハンドで弾くことが多いので、ネックは握り込める方が好ましく、まさにこのスタジオのネックは僕のプレイスタイルに合ったネックと言えますね。
出音はもはや元々のスタジオとは別物で、ダンカンJBのハデハデな音がテンションを上げてくれるまさにヤンチャなギター。
オープンなので、カバードのコモった感じとかがない分、カッティングで刻む系のリフが弾きやすいんですよね。
あのカバードのいかにもレスポールっていう音も好きなんですけど。
見た目的にも、このスタジオはこのまま使っていきたいです。
元々いちばんお金のなかった時期に初めて買ったギターということもあり、他のギターとは比べ物にならないほどの愛着があるギターなので、このギターを買ってから20本ほどのギターを買っては手放してきましたが、コイツだけはなんだかんだ手元に置いておくという正妻です。
まあ、フレットもブリッジもナットもガタガタで全体的にもかなりガタがきてるので、そろそろ持ち込み修理をしないといけないのですが、持ち主のものぐさが発揮され、のらりくらりとたまに弾かれては数ヶ月放置を繰り返されています。
たまに作曲にも持ち出されるのですが、慣れてる分楽しく弾かせてくれるいい相棒ですね!
来年こそ工房に調整で持っていってやるぞー(笑)